年末年始のお知らせ
12月22日(日)白内障手術16例
12月24日(火)午後休診・手術無し
12月28日(土)午後休診
12月30日(月)午後休診
12月31日より1月3日まで休診
1月4日(土)午前休診・午後より診療開始
現在コンタクトレンズスタッフの欠員が人手不足のため補充できておらずコンタクトレンズ未経験者に対する装用指導ができない状態です.恐れ入りますがコンタクトレンズ販売の対象はコンタクトレンズ未経験者を除外させていただきます
医療法人春龍会
橋本眼科医院
☎ 0942-72-2335
福岡県小郡市大板井1182
診療時間 9:00-12:30/14:00-17:30
休診日 日曜・祝祭日・金曜午後
木曜日は夜20時迄診療
土曜は午後5時まで
火曜午後は手術・検査・投薬・訓練のみ
橋本眼科の医療機器や設備開業して約28年も経つと開業当初の医療機器や設備が老朽化し、時代の流れとともに技術革新が進み新しい機械を再購入することが多くなりました。
大きいところでトポグラフィー(角膜形状解析装置)・自動視野計・処置用ベッド等は既に2台目に買い換えております。
アルゴンレーザー・眼軸長測定装置・モニターつき細隙灯顕微鏡・眼圧計・術中モニター用心電図計・ビジネスフォン・オートレフ(屈折検査)は3台目です。
白内障手術装置・YAGレーザー・医療会計用コンピューター(レセコン)は4台目です。
人的な技術の向上に加え、ハードを充実させる為の設備投資も怠りません。
ソフトとハードの融合で最高の医療を提供し地域医療に貢献したいと思っております。
眼科
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:00-12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | / |
14:00-17:30 | ● | ▲ | ● | ● 20時迄 | / | ● | / |
○は通常通り診療致します。 ▲は手術の為、医師の診療はありません。
検診・投薬・訓練のみです。
木曜は午後8:00まで診療致しております。
休診日:日曜・祝祭日・金曜午後
コンタクトレンズやオルソケラトロジー等で学生さんや社会人の方の受診時間帯に合わせるため木曜日のみ夜8時まで診療を致しております。
土曜日も早めに診療を打ち切ることなく5時半まで診療を致しております。
木曜日のみ夜8時まで診療していますが、夜の時間帯はコンタクトの患者さんを予約優先で診ています。
多忙な時に予約無しで飛び込みで来られた場合、予約の方優先でお呼びしますので待ち時間が非常に長くなることがあります。
木曜夜は事前に予約を入れてお越しください。
年末はインフルエンザワクチンの予防接種のため木曜夜と土曜終日は大変込み合いますので事前予約を特に推奨致します。
新世代眼底カメラ オプトス社製Daytonaを導入しました。無散瞳で広角眼底を撮影できます。
超広角撮影
画角200度、眼底の80%以上の領域を無散瞳、非侵襲で撮影します。
従来の検査機器では観察困難な眼底周辺部の病変も見逃さずに捉えることが可能です。
固視点移動機能によりさらに周辺部を観察できます。
深達度の違い
赤色レーザ光は脈絡膜層で、緑色レーザ光は網膜層で反射されますので、それぞれの画像を確認することで病変の部位を特定できます。
患者さまへの負担が少ない
撮影は1回、約0.4秒で完了。患者様の負担や苦痛を大幅に軽減します。
目の位置が合うと自動的に撮影を開始する自動撮影モードを備えています。
正常眼―成人
網膜細動脈硬化
網脈絡膜萎縮
滲出型加齢黄斑変性
眼底の中心部、黄班・視神経乳頭の網膜・神経線維層を解析する機械です。
先進の緑内障/網膜の各種診断支援ツールを搭載 し、広範囲(9×9mm)のエリアスキャンを撮影することで、黄斑~乳頭付近の厚み情報が同時に表現可能 です。 緑内障や加齢黄班変性の早期発見が可能 となり、糖尿病黄班症や眼底出血や中心性網膜症の網膜浮腫の定量化・可視化が可能になりました。
この機械が画期的なのは、以前は眼球摘出後にしか知りえなかった網膜切片の断層写真が侵襲無しで短時間で撮影・計測が可能な点です。
特に緑内障では視野狭窄が出現する前の段階で網膜の神経線維層の欠落を感知し、早期発見が可能です。
この検査によるお支払いは3割負担の方で600円です。
眼軸長(角膜から網膜までの眼の長さ)をレーザー光線で測定する機械です。
白内障手術の術前に眼内レンズの度数を決定しなければなりませんが、眼軸長を正確に測定する必要があります。
従来は角膜に測定器を接触させて超音波によるエコーで眼軸長を計測していましたが、角膜圧迫等により測定誤差が多く、術後に予期せぬ近視や遠視になることもありました。
コンタクトレンズと違って眼内レンズは度数交換が原則的にできませんので術後の度数ズレは致命的です。
この機械はレーザー光により角膜に接触せずに眼軸長を測定しますので、検者による測定差の少ない、再現性の高い正確な測定が行えます。
ただし、白内障が進行して眼底にレーザー光が届かないほど濁った場合は光学的に眼軸長を測定できませんので従来の超音波による測定を行います。その際は術後に多少の度数ズレを覚悟しなければなりません。
光干渉式眼軸長測定装置の導入は術後の度数ズレを最小限にし、術後の視機能改善に大きく寄与しました。
昔、眼瞼下垂症の手術ではメスを用いて切開しておりましたが術野からの出血で視認性が悪く、手術が困難で術後は高度の眼瞼皮下出血を生じ、外観も悪く回復に時間がかかっていました。
炭酸ガスレーザーは、切開と同時に創口の熱凝固作用がありますので出血は最小限に抑えられます。
手術の時間短縮と同時に手術が簡便化し、術後の見栄えもよく傷の回復も早くなりました。
皮膚科領域の良性腫瘍やイボの摘出にも奏功します。
傷跡も早期に消失し、目立たなくなります。
眼瞼下垂や顔面領域のイボにお悩みの方はご相談ください。
当院では毎月40~50例ペースで白内障手術を行っていますが白内障手術に欠かせないのが超音波乳化吸引装置 です。
当院では従来AMO社のソブリンⓇฺコンパクト(ICE&CASE)を使用して手術を行っていましたが、2012年1月より同社のSignatureⓇを購入し、2018年10月よりアルコン社製のセンチュリオンⓇฺを購入しました。更に2020年10月にアクティブセントリーⓇฺを追加導入しました。眼圧センサーがハンドピース内に内蔵されており前房が安定して安全・効率的に手術ができるようになりました。現在世界最高水準の手術装置です。
例えば、岩を砕く場合、削岩機を岩に強く「押し当て」て削岩機の先端の振動で岩を砕きます。
白内障手術の場合、混濁した水晶体をポンプの陰圧で「吸いつけ」て、超音波の周波数(毎秒4万回以上) で振動する金属先端で破砕して除去します。超音波自体のエネルギーで はなく、金属先端の縦振動の運動エネルギ ーが水晶体核に接して砕くのです。
「押し当て」と「吸いつけ」の違いこそあれ、白内障の場合、超音波乳化吸引装置で水晶体を細かく砕い て手術します。
手術合併症や術後炎症の発生がほぼ皆無に近づき術者のストレスは大幅に軽減しました。
安心して手術をお受けください。
眼の成人病といわれる緑内障の治療法のひとつに、線維柱帯へレーザーを照射することで房水流出抵抗を減らし眼圧を下降させる方法があり、従来はアルゴンレーザーが用いられてきました。しかし熱凝固であるが故、組織構造を侵襲してしまい、また効果が経時的に減弱することや再施行の成績が不良であることなどから近年は施行されなくなっています。
これに対し、選択的レーザー線維柱帯形成術は、選択的光加熱分解理論を応用した新しい開放隅角緑内障に対する治療法です。
すなわち、線維柱帯の有色素細胞のみを選択的に障害し無色素細胞や線維柱帯構造にはなんら影響を及ぼすことなく、房水流出抵抗を軽減させるものです。
優れた眼圧降下を実現し従来法と比較してより低侵襲で副作用がなく、また同一眼への再施行も可能であるといわれています。
用いるレーザーはNd:YAGレーザーであり、治療はこのレーザーを極短時間照射することにより非観血的に行われます。痛みはありません。
正常眼圧緑内障にも効果が有ります。緑内障の目薬1剤分相当の眼圧降下が長期に渡って期待できます。
眼科なら必ず設置してあるこの機械、スリットランプについて説明します。
斜めから縦長で細長いスリット状の光を当て双眼顕微鏡で観察します。
照明を全開にして散乱光で観察する方法もあります。
眼瞼・角膜・結膜・水晶体はもちろんのこと、特殊な検査用のコンタクトレンズを使えば網膜・硝子体まで詳細に周辺部まで観察できます。
私は散瞳(点眼剤で瞳を開くこと)した全症例で上記の方法で詳細に視神経・黄斑・周辺部網膜を観察するようにしています。
写真の中央にあるグレーの部分がデジカメです。
デジカメはスリットランプに一体となって標準装備されていますので、後付けの場合と違ってすっきり収まっており、無駄な配線もありません。
観察した画像は撮影し、モニター画面に表示して患者さんにわかりやすく説明しております。
トプコン社製スリットランプ SL-D7
白内障手術には外来の処置用顕微鏡を凌駕する最高級のスペックの顕微鏡が必要とされ、その性能が手術成績に大きな影響を及ぼします。その本質は光学系の明るさと分解能です。「光学系の明るさ」とは、照明系の光量ではなく「レンズ等の観察系が如何に術野の光を減衰させないか」ということです。
顕微鏡の照明には網膜に対して光毒性が有り、手術が長引き照明の光量を強めた場合、日食を見続けた後のような中心暗点を術後に生じることもあります。照明の光量を落としても術野を明るく詳細に観察できる高性能の顕微鏡が必要とされます。
当院では開業当初より高性能の天井懸垂型手術用顕微鏡を設置いたしました。通常の場合、手術用ベッドの横に約1m四方の顕微鏡のスタンドがそびえ立っています(スタンド型)。当院の場合、新築時より天井に補強工事をして重い顕微鏡本体を懸垂しておりますのでスタンドが不要で、患者さんの周囲にフリースペースが確保でき、写真のように術者が任意の位置に回りこむことが出来ます。
特に左眼の角膜耳側切開の場合、写真のように患者様の左目の耳側に術者が回り込むことにより、右利きの状態でストレス無く手術を行うことが出来ます。
顕微鏡がスタンド型で術者が回りこめない場合、左利きの状態で手術をしなければなりませんが、術者が両利きのスイッチヒッターであることが条件です。もしくは、術後成績が最も優れた角膜耳側切開を諦め、別の位置から切開するか・・・・・です。
心臓病等で血液抗凝固剤を内服中の患者様にも眼内出血を生じない角膜耳側切開を安全に試みることができます。